BardからGeminiに。使い方はどう変わる?日本語対応は?
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BardがGeminiへ。Geminiの使い方はBardと変わらず。
Geminiに名称変更。ブランド統一へ。
Gemini(ジェミニ)。
Geminiは、日本語で双子や双子座という意味。読み方は「ジェミニ」となった。
最上位の「Gemini Ultra」は月額2,900円と有料。1ヶ月間の無料トライアル期間が用意されている。
「Gemini Pro」の料金は、これまで通り無料。使い方も特に変わらない。
(※2024年4月時点。)
Geminiの3つのモデル。
- Gemini Ultra – 非常に複雑なタスクに対応する、高性能かつ最大のモデル
- Gemini Pro – 幅広いタスクに対応する最良のモデル
- Gemini Nano – デバイス上のタスクに最も効率的なモデル
参照元:最大かつ高性能 AI モデル、Gemini を発表 – AI をすべての人にとってより役立つものに
Geminiの時代に。
AIと機械学習により、世界中のユーザーに提供されていく第一歩となるかもしれない。
スマホのような、生活インフラとして欠かせない時代がやってくる可能性が。
参照元:Gemini 時代の新たな一歩 | Google Cloud 公式ブログ
Gemini 1.5。
後日発表された「Gemini 1.5(Gemini 1.5 Pro)」は、最上位モデルのGemini Ultra(Gemini Ultra1.0)と同様のレベルのパフォーマンスとのこと。
Gemini 1.5は、Google AI Studioのウェイティングリストからサインアップすると利用可能。
参照元:Google Japan Blog: 次世代モデル、 Gemini 1.5 を発表
Geminiの使い方と日本語対応。
ブラウザ版とアプリ版がある。
ブラウザでの使い方。
GeminiはBardと同じように、ブラウザ上で利用ができ、日本語対応もされている。
使うためには、まずGoogleアカウントでログインをする。
その後は画面内に表示されている、使い方の説明や問いかけへ返信することで、次第に慣れていく。
- インターフェースが少し変わっているだけで、基本的にはBardと変わらない。
- 画面下部の入力欄にメッセージを入れ、エンターキーを押すとチャットが始まる。
- プロンプトとは、要するに入力欄にいれる文章のこと。
- チャットの履歴は、左側のサイドバーに保存される。(3点リーダーから削除も可能。)
- 画面に注意書きがあるように、回答が正解とは限らない。これは他の生成AIでも同様。
- 精度は英語の方が高い。
Bardのときのチャット履歴も残っており、以前の続きからのチャットもできる。
BardのURLへアクセスすると、GeminiのURLへ自動的にリダイレクトされる。
BardとGeminiの公式URL。
- BardのURL:https://bard.google.com
- GeminiのURL:https://gemini.google.com
アプリでの使い方。
Geminiへのブランド名変更に伴い、スマホアプリ版もリリース。
ダウンロードして、Googleアカウントでログインすると使用可能。
使い方もブラウザ同様で、シンプル。
AndroidとiPhone(iOS)でのアプリ名、ダウンロード先は下記の通り。
- Android:「Google Gemini」。(Google Gemini – Google Playのアプリ)
- iPhone(iOS):「Google」。(Google on the App Store)
参照元:Bard から Gemini へ:Ultra 1.0 とGemini アプリを発表
Geminiにできること。
マルチモーダルAI。
チャットや翻訳、コード生成や画像生成など、複数の使い方ができる。
Googleサービスと連携可能な、マルチモーダルAI。
Geminiは日本語化もされており、文章の生成や校正はもちろん、画像認識も画像生成もBardと変わらずに使える。
Geminiの機能。
他の生成AIのように、マルチモーダルAIとして、主に下記のことができる。
Google各サービスとの連携は、Geminiならではの特徴。
- 文章の生成。
- 文章の校正。
- 要約や翻訳。
- 質問への回答。
- コードの生成。
- 画像の認識。
- 画像の生成。
- 音声入力。
- Google各サービス(Gmail、Google Map、YouTubeなど)との連携。
- ブレインストーミング。
- 詩や台本、メールや手紙の下準備。
など。
関連:Bardが絵を描けるように。テキストから画像生成の方法。
関連:Bardの画像認識の使い方。日本語対応済み、Googleレンズで画像読み取り。
関連:最新情報を日本語かつ無料で使いたいときは、GoogleのBard?
(※いわゆる「ハルシネーション」的なことは、他の生成AIでも普通に起こっているので、Google検索や書籍などを併用したファクトチェックが大切。)
Geminiによる、スマホのアシスタント機能。
Androidは、「Googleアシスタント」からも利用ができる様子。
参照元:Gemini モバイルアプリを使ってみる – Android – Gemini アプリ ヘルプ
iPhoneは、2024年3月中旬にGeminiもしくはChatGPTの搭載に向けて交渉中との報道あり。
Geminiによる画像生成の例。
現時点(2024年2月9日)では、日本語では生成できなかった。(英語では可能。)
上記は、「Gemini(Twins)」を使用した英語でのプロンプトで生成された画像。
ただし人物の画像生成はやはりまだ色々と解決しなければならない問題があるようで、このときは途中で生成不可となった。
Geminiの年齢制限について。
画像生成は、18歳未満のユーザーは利用できないとのこと。(2024年2月8日時点。)
また、Gemini自体の利用は、13歳以上が対象とのこと。(日本の場合。)
Geminiの商用利用について。
商用利用は注意が必要。
Googleの公式サイトには明確な記載は見つからず、Geminiに商用利用について聞いてみてもはっきりとした回答がなかった。
Geminiによると、Google AIが著作権を持つ可能性や追加ライセンスの必要性、将来的に変更される可能性や画風の元の著作権の影響などがあるとのこと。
Geminiの軽量モデルとしてGemma(ジェマ)が登場。
Gemma(ジェマ)は商用利用可能。
複数のメディアやGoogleのサイトによると、こちらはオープンモデルで、商用利用も可能な模様。
Gemma – Google が提供する最先端の軽量オープンモデル ファミリー。 | Google AI for Developers
参照元:Gemma: Google introduces new state-of-the-art open models
Gemmaの使い方。
使い勝手はGeminiと違っていて、まだ一般ユーザー向けではない感じ。
Geminiのモデルと、料金プラン。
Geminiの料金プラン。
Geminiのプランと料金設定は下記のようになっている。
無料版のGeminiと、有料版のGemini Advancedがある。
- 無料で使えるGeminiは、「Gemini Pro 1.0」のモデル。
- 有料の「Gemini Advanced」では、「Gemini Ultra」のモデルが使える。(※料金は2024年4月時点。)
参照元:Gemini Advanced – Google の最も高性能な AI モデル、1.0 Ultra を搭載
Google Oneでのプランと料金設定。
Google Oneの中のGemini。
GmailやGoogle ドライブ、Google フォトなどが使用できるGoogle OneのサービスとしてGeminiも含まれている。
- 「Gemini Pro」を無料で使えるのは、「15GB」のプラン。
- 「Gemini Ultra」が使えるのは、月額2,900円の「AI プレミアム 2TB」。(※料金は2024年4月時点。)
Image:Gemini by Google AI
以上、参考になれば幸いです。
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