GoogleのBardは、OpenAIのChatGPTを越えていくのだろうか?ブログメモ デザイナー、コーチ、ディレクター|井川

igawa design.

Memo

GoogleのBardは、OpenAIのChatGPTを越えられるだろうか?

です・ます調の文章でなくてすみません。当初は個人的なメモ書きだったためです。

ChatGPTはスタートで先行。

OpenAIの名はその分野では数年前からすでに有名だったそうだが、一般世間的には昨年末から今年の初めに一気に知れ渡った。

ChatGPTの発表がその一番の要因だが、これはある意味OpenAI社側でも予想以上だったそうだ。

結果的に、会話型、対話型のAIチャットサービスとしては、スタートダッシュに成功した形となっている。

ChatGPTのサイト画面。

ChatGPT:https://chat.openai.com/auth/login

このごろは混み合っていることも多い。

ChatGPTのサイト画面。


Bardは追い込みできるだろうか?

Googleはすでに世界トップレベルの企業として確固たる地位や知名度を得ており、25年以上の歴史や既得権益もあり優位性も高い。

Googleはそもそも後発参入の企業。

AI開発もすでに何年も前から着手している。Bardでの名称は最近のものだが、突発的に対話型AIサービスを発表したわけではない。

今回の会話型、対話型のAIチャットサービスでは遅れを取ったが、そもそもGoogleはもともとそういう企業だった。

かつてYahooを初めさまざまな検索エンジンが乱立していた時代に後発で参入し、いまでは当たり前のGmailも、数あったフリーメールのなかでは後発参入だった。

GoogleのBardは、OpenAIのChatGPTを越えていくのだろうか?

Bard組み込み後の、Google検索のイメージ。

Googling、ググり方が変わってくる。

出典:Google AI updates: Bard and new AI features in Search


ChatGPTとBardを組み込む予定の、ブラウザシェアの優位性。(StatCounter調べ。)

ChatGPTもBardも、それぞれ検索エンジンに組み込むことを発表している。そしてそれは遅くはならず、すぐに実装されていくのだろう。

ブラウザのシェア率。

現時点のブラウザのシェア率は、iPhoneのSafariやAndroidのChrome、PCのChromeが、Edgeよりもかなり多くのシェアを獲得している。

スマホのブラウザシェア(日本)

Source: StatCounter Global Stats – Browser Market Share

パソコンのブラウザシェア(日本)

Source: StatCounter Global Stats – Browser Market Share

スマホのブラウザシェア(世界)

Source: StatCounter Global Stats – Browser Market Share

パソコンのブラウザシェア(世界)

Source: StatCounter Global Stats – Browser Market Share

検索エンジンのシェア率。

デフォルトの検索エンジンがGoogleであることが多いSafariやChromeは、デフォルトがBingであるEdgeよりも有利に働くかもしれない。


SEO的にはどのような影響が起こるか?

いまの段階ではなんとも言えない。

Google社内でも、AIが生成した文章、コンテンツと判断した場合、ペナルティーを課した方が良いという意見と、実用的なものであればAIであっても良いのではという意見があるそうだ。

Bardが一般公開前のため性能が未知数であり、ChatGPTの精度は、特に日本語検索では、まだまだ実用レベルではない。

検索の仕方への受け入れには、ある程度時間がかかるかも。

年齢層にもよるだろうが、日本におけるハンコ文化の推移や、世界を見てもTVタレントのYouTube参入を考慮すると、必ずしも早急に受け入れられるとは想定しにくい。

これまでの「キーワード検索」もすっかり定着しており、「文章による検索」はすぐに普及するのも疑問だ。

キーワード検索と文章検索は、どちらが簡単か?

単純なキーワード検索に比べ、文章力が問われる検索方法というのは、敷居が高いかもしれない。
なのでしばらくは探り探り、お試し期間的な段階を踏まえていく可能性が高いと思われる。

下記のGoogle SEOのSundar Pichai(サンダー・ピチャイ)氏のブログの画像からも、世界を構成するGoogleカラーの素粒子が飛び回っているようにも見えるが、今現在開発の最中ですよ的な印象も受ける。

Google、AlphabetのCEO、Sundar Pichai(サンダー・ピチャイ氏のページより)

画像出典:Google AI updates: Bard and new AI features in Search

2023.02.13追記)

GoogleによるAI生成コンテンツに関するガイダンス。

Googleから、AI生成コンテンツに関するガイダンスが発表された。

その中で最初の方の見出しに、「情報の作成方法に関わらず、高品質のコンテンツを評価」とある。

つまり、

  • 人間でもAIでも、高品質な情報であればGoogleは評価する。
  • AI生成コンテンツは、ガイドライン違反とはならない。

と、AIコンテンツだからといって、即ペナルティとはならないそうだ。

ただし、

コンテンツによってはこれまで同様に、Googleのスパムポリシーに違反したものとみなされる。

参照: AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス  |  Google 検索セントラル ブログ  |  Google Developers

AI 関連メモ。

Chat D-ID 関連メモ。
ChatGPT 関連メモ。
OpenAIのロゴ。
DALL·E 関連メモ。
Bard 関連メモ。
Googleのロゴ。

以上、参考になれば幸いです。


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デザイナー、ディレクター、講師、コーチ / 井川宜久

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