Contents - 目次
ClaudeのArtifacts(アーティファクト)機能。
アーティファクトとは?
Artifactsの読み方はアーティファクト? アーティファクツ?
Claude 3.5 Sonnetのリリースと一緒に、「Artifacts」という新しい機能が追加された。
Artifactsは、Artifact(人工物や工芸品、古物、成果物や生成物の意味)の複数形なので、「アーティファクツ」の方が自然。
ただしGoogle翻訳などでは「アーティファクト」となるので、ひとまず「アーティファクト」と呼ばれている模様。
AIと一緒に作る生成物。ノーコードの一面も。
Claude 3.5 Sonnetの紹介動画の中のアーティファクト。
AnthropicによるClaude 3.5 Sonnetの紹介動画で、アーティファクト機能も紹介されている。
アーティファクトは、生成しているもの(生成物)をリアルタイムでプレビュー表示するような機能。
プレビューと編集機能。
生成中のプレビューと同時に、編集、構築もできる、動的なワークスペース。
Webサイト制作者などが使う、作業をしながら制作物を確認する、いわゆるライブプレビュー。
コードが自動生成されるので、ノーコードツールの一面もある。
動画内では、そのアーティファクト機能を使って、Claudeと一緒にブラウザで動く簡単なゲームを作成している。
参照元:Introducing Claude 3.5 Sonnet \ Anthropic
ClaudeのArtifacts(アーティファクト)の設定方法。
Claudeのアーティファクトをオンへ。
Claudeのサイトへアクセス。
Claudeのサイトへ行ってログインすると、トップページにArtifactsについてのメッセージがある。(オレンジ枠の部分。)
Artifactsについて(日本語訳)。
Google翻訳で日本語にした画面。ここではArtifactsは「遺物」と訳されているが、Claudeの「アーティファクト」機能のこと。
Try it out(ぜひお試しください)をクリック。
「Try it out(ぜひお試しください)」のリンクをクリックすると、下記のウィンドウが表示される。
日本語訳した画面。
「Try it out」が見つからない場合は、画面左側へマウスを移動するとサイドバーが表示されるので、そこから「Feature Preview」をクリックでも表示可能。
Artifacts(アーティファクト)の使用制限。
使用回数に制限がかかるが、Artifacts(アーティファクト)は無料プランでも利用できる。
お仕事で使う場合は、制限によるストレスや効率低下を回避するためにも、課金した方が無難。
Artifacts(アーティファクト)をオンに。
Artifacts(アーティファクト)のボタンをクリックし、オンにする。
以上で完了。
ClaudeのArtifacts(アーティファクト)の使い方。
アーティファクトは自動的に現れる。
Webサイトを作る場合。
アーティファクトがオンになっていても、チャット画面はとくに変わらない。
チャットのやり取りで、自動的に画面右側へアーティファクトのスペースが現れる。
あとは、YouTubeのデモのように、Claudeとのチャットのやり取りで作業を続けていく。
アーティファクトが消えた場合。
作業途中でアーティファクトのスペースが消えてしまった場合は、自動的にできあがるボタンをクリックするとアーティファクトが表示される。
プレビューとコードの切り替え。
アーティファクトの画面右上にある「Preview / Code」のボタンで、プレビューとコードの切り替えができる。
テニスゲームを作る場合。
同様に、チャット中に自動的にアーティファクトが表示される。
混み合っている場合や、作業内容の複雑さなどにより、プレビューが表示されないこともある。
一度「cookie」のエラーが出たが、それを含めて5回のやり取りで下記の途中結果に。
YouTubeの動画同様、数回のやり取りでは古典的なゲームになる。
おそらくClaudeの中に、テンプレートのようなプログラムがありそう。
資料、スライドなどの場合。
資料やスライド作成も同じように、制作物をリアルタイムで確認しながら作成できる。
3回のやり取りで、最低限の見出しと動きをつけ、ファイル形式を指定できる。
今回はブラウザで見られるように、HTML形式で指定。
(レスポンシブ対応済み。クリックで開きます。)
スライド用のファイル形式。
Claudeに聞いてみたところ、下記のファイル形式に対応。
- .pptx (Microsoft PowerPoint)
- .key (Apple Keynote)
- .odp (OpenDocument Presentation)
- .pdf (Portable Document Format)
- .html (HTML Slides, 例えばReveal.jsなど)
Figmaのファイル形式(.fig)にはまだ対応していないとのこと。
ClaudeのArtifacts(アーティファクト)はオン・オフの切り替えができない。
アーティファクトのオンとオフ。
アーティファクトはClaudeの機能の一部に。
現時点では、アーティファクト機能はユーザー側でオンとオフの切り替えができない。
アーティファクトをオフにしたい場合は、チャット欄でClaudeへ伝えれば良いとのこと。
アーティファクトの現在地。
Webサイトやゲームやアプリと、資料やスライドとの違い。
Claudeのアーティファクト機能は、高い可能性で制作者や開発者の仕事環境を変えていく。
いきなりすぐには変わらなくても、徐々には変わっていく。そして他の生成AIも。
Webサイトやゲームやアプリ。
現在の段階としては、長期間使用されるような「Webサイト」や「ゲーム」、「アプリ」を生成する機能としてはまだごく初歩的なもの。
例えば数分や数時間で、WordPressサイトやECサイト、大規模なポータルサイトを作れるレベルとは言えない。
RPGや電子決済などのゲームやアプリも、数分や数時間では作れないだろう。
時間をかければ作れるかもしれないが、まだClaudeの中にノウハウ自体がないため、生産性はよくならない。
Claudeがノウハウを覚えた後は、高確率で転換期となる。
ただし、「ノウハウ」は会社や個人の「知的財産」でもある。また、写真や映像と同様に「著作権」もある。
知的財産や著作権をどう扱うか、準備が必要になる。
資料やスライド。
資料やスライドなどの一回限り、または短期的な用途として使用されるものは、効率的に作成できそう。
Claudeが、会話型AIから共同作業環境へ進化。
チームメイトとしてのClaude。
スマホやSNSがそうなったように、将来的には、プロジェクトチームにClaudeがいるような環境になるのかも。
以上、参考になれば幸いです。
※Webデザインは実務数年、職業訓練校講師数年、フリーランス数年、計15年以上のキャリアがありますが、一気にがぁっと書いているので「です・ます調」ではありません。(元々はメモ書きでした。) ※事実や経験、調査や検証を基にしていますが、万一なにかしら不備・不足などがありましたらすみません。お知らせいただければ訂正いたします。 ※写真は主にUnsplashやPixabayのフリー素材を利用させていただいております。その他の写真や動画もフリー素材やパブリックドメイン、もしくは自前のものを使用しております。
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