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ChatGPTはスタートで先行。
OpenAIの名はその分野では数年前からすでに有名だったそうだが、一般世間的には昨年末から今年の初めに一気に知れ渡った。
ChatGPTの発表がその一番の要因だが、これはある意味OpenAI社側でも予想以上だったそうだ。
結果的に、会話型、対話型のAIチャットサービスとしては、スタートダッシュに成功した形となっている。
ChatGPT:https://chat.openai.com/auth/login
※混み合っている場合は、時間を空けて試すと良い。
Bardは追い込みできるだろうか?
Googleはすでに世界トップレベルの企業として確固たる地位や知名度を得ており、25年以上の歴史や既得権益もあり優位性も高い。
Googleはそもそも後発参入の企業。
AI開発もすでに何年も前から着手している。Bardでの名称は最近のものだが、突発的に対話型AIサービスを発表したわけではない。
今回の会話型、対話型のAIチャットサービスでは遅れを取ったが、そもそもGoogleはもともとそういう企業だった。
かつてYahooを初めさまざまな検索エンジンが乱立していた時代に後発で参入し、いまでは当たり前のGmailも、数あったフリーメールのなかでは後発参入だった。
スマホのAndroidもそうだ。
Bard組み込み後の、Google検索のイメージ。
Googling、ググり方が変わってくる。
出典:Google AI updates: Bard and new AI features in Search
Bardが日本公開。
2023年4月18日に、Bardが日本でも使用が開始された。
既存のGoogleアカウント、もしくは新規Googleアカウントで使用可能。
Bardのスタート画面。
(下記のスクショはダークモード時。)
現在は英語表記だが、ブラウザのGoogle翻訳で日本語に訳せる。
対応状況は?
日本語対応は遅れてはいるが、数ヶ月の間に改善されると思われる。
最新情報にはすでに対応しており、スマホでも利用可能。
「Waitlist(順番待ち)」の表示があるが、現時点(2023.04.19)ではすぐにメールが届き、数分後には使えている。
参照:Meet Bard
ChatGPTのBingとBardのChrome、ブラウザシェアの優位性。(StatCounter調べ。)
ChatGPTもBardも、それぞれ検索エンジンに組み込むことを発表している。そしてそれは遅くはならず、すぐに実装されていくのだろう。
※後日追記)
2023.04.18時点で、ChatGPT、Bardともに実装された。
ブラウザのシェア率。
現時点のブラウザのシェア率は、iPhoneのSafariやAndroidのChrome、PCのChromeが、Edgeよりもかなり多くのシェアを獲得している。
スマホのブラウザシェア(日本)
Source: StatCounter Global Stats – Browser Market Share
パソコンのブラウザシェア(日本)
検索エンジンのシェア率。
デフォルトの検索エンジンがGoogleであることが多いSafariやChromeは、デフォルトがBingであるEdgeよりも有利に働くかもしれない。
SEO的にはどのような影響が起こるか?
いまの段階ではなんとも言えない。
Google社内でも、AIが生成した文章、コンテンツと判断した場合、ペナルティーを課した方が良いという意見と、実用的なものであればAIであっても良いのではという意見があるそうだ。
Bardの性能が未知数であり、ChatGPTの精度は、特に日本語検索では、まだまだ実用レベルではない。
検索の仕方への受け入れには、ある程度時間がかかるかも。
年齢層にもよるだろうが、日本におけるハンコ文化の推移や、世界を見てもTVタレントのYouTube参入を考慮すると、必ずしも早急に受け入れられるとは想定しにくい。
これまでの「キーワード検索」もすっかり定着しており、「文章による検索」はすぐに普及するのも疑問だ。
キーワード検索と文章検索は、どちらが簡単か?
単純なキーワード検索に比べ、文章力が問われる検索方法というのは、敷居が高いかもしれない。
なのでしばらくは探り探り、お試し期間的な段階を踏まえていく可能性が高いと思われる。
下記のGoogle SEOのSundar Pichai(サンダー・ピチャイ)氏のブログの画像からも、世界を構成するGoogleカラーの素粒子が飛び回っているようにも見えるが、今現在開発の最中ですよ的な印象も受ける。
画像出典:Google AI updates: Bard and new AI features in Search
GoogleによるAI生成コンテンツに関するガイダンス。
Googleから、AI生成コンテンツに関するガイダンスが発表された。
その中で最初の方の見出しに、「情報の作成方法に関わらず、高品質のコンテンツを評価」とある。
つまり、
- 人間でもAIでも、高品質な情報であればGoogleは評価する。
- AI生成コンテンツは、ガイドライン違反とはならない。
と、AIコンテンツだからといって、即ペナルティとはならないそうだ。
ただし、
コンテンツによってはこれまで同様に、Googleのスパムポリシーに違反したものとみなされる。
参照: AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス | Google 検索セントラル ブログ | Google Developers
Bardが日本公開。
「Waitlist(順番待ち)」の表示があるが、現時点(2023.04.19)ではすぐにメールが届き、数分後には使えている。
参照:Meet Bard
以上、参考になれば幸いです。
※Webデザインは実務数年、職業訓練校講師数年、フリーランス数年、計15年以上のキャリアがありますが、一気にがぁっと書いているので「です・ます調」ではありません。(元々はメモ書きでした。) ※事実や経験、調査や検証を基にしていますが、万一なにかしら不備・不足などがありましたらすみません。お知らせいただければ訂正いたします。 ※写真は主にUnsplashやPixabayのフリー素材を利用させていただいております。その他の写真や動画もフリー素材やパブリックドメイン、もしくは自前のものを使用しております。
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