Figmaのエフェクト機能でぼかし。
Figmaには4種類のエフェクトがある。
Figmaにデフォルトで備わっているエフェクトは下記の4種類。
- インナーシャドウ
- ドロップシャドウ
- レイヤーブラー
- 背景のぼかし
(※「ブラー(Blur)」は日本語で「ぼかし」の意味。)
この中の、「レイヤーブラー」と「背景のぼかし」で、写真にぼかしをかけることができる。
ぼかしは写真などのラスター(ビットマップ)画像に限らず、ベクター画像や、文字や図形にもかけられる。
レイヤーブラーでぼかし。
レイヤーブラー。
「画面右側のサイドバー」 > 「デザインタブ」 > 「エフェクト」 > 「レイヤーブラー」 > 「エフェクトの設定」。
レイヤーブラーでぼかす方法。
例)
- 画像を用意し、移動ツールで選択する。
- すると、画面右側のサイドバーに「エフェクト」が表示される。
- 「エフェクト」の中から「レイヤーブラー」を選択する。
- 「エフェクト」の中から「エフェクトの設定」をクリックする。
- ぼかしの範囲(Bの値)を数値で決める。
レイヤーブラーで実際にぼかした手順。
画像を用意し、移動ツールで選択する。
画面右側の「エフェクト」から、「レイヤーブラー」を選択し、左横の「エフェクトの設定」のアイコンをクリックする。
以下の例では、「B = 30」の値なので、30pxのぼかし(Blur)となる。
Photo by Bogdan Farca
同じ手順で、文字や図形にもぼかしをかけられる。
テキストツールで書いた文字をぼかした場合。
例)
シェイプツールで作った星形の図形をぼかした場合。
ぼかしがかからない場合は、「選択」されているかを確認する。それでもダメなら再起動をしてみると良い。
背景のぼかしで特定の箇所をぼかし。
背景のぼかし。
「画面右側のサイドバー」 > 「デザインタブ」 > 「エフェクト」 > 「背景のぼかし」 > 「エフェクトの設定」。
背景のぼかしでぼかす方法。
例)
- 画像を用意する。
- 画面下部のツールバーの中にある「シェイプツール」から「楕円」を選択する。
- 作った楕円を選択し、用意した画像のぼかしをかけたいところへ移動する。
- 画面右側のサイドバーの「エフェクト」から「背景のぼかし」を選択する。
- 「エフェクト」の中から「エフェクトの設定」をクリックする。
- ぼかしの範囲(Bの値)を数値で決める。
- 「塗り」の値を下げて、不透明度を下げる。
- 楕円の角度や不透明度などの調整をする。
背景のぼかしで実際にぼかした手順。
写真を2枚並べているのは、比較してわかりやすいようにするため。
楕円ツールで楕円を作成する。
楕円を、ぼかしをかけたいところへ移動する。
楕円を選択したまま、「エフェクト」から、「背景のぼかし」を選択し、左横の「エフェクトの設定」のアイコンをクリックする。
ぼかしの範囲を数値で決める。ひとまず「50」に。
「塗り」の値を下げて、不透明度を下げる。ひとまず10%に。
被写体へ合わせ、楕円の角度を調整する。
ぼかしの量が多く感じたので、「背景のぼかし」も、数値を「50」から「40」へ再調整。
完成。
Figmaのプラグインでぼかし。
Filter / effects
Figmaのプラグイン「Filter / effects」は、「ぼかし」だけでなく、たくさんのエフェクトや、プリセットがある。
(※現時点ではダークモードに対応していないため、目に問題を抱えている自分にはまだ使えない。)
作者:Andreslav Kozlov
プラグインサイト:Filter / effects | Figma
以上、参考になれば幸いです。
※Webデザインは実務数年、職業訓練校講師数年、フリーランス数年、計15年以上のキャリアがありますが、一気にがぁっと書いているので「です・ます調」ではありません。(元々はメモ書きでした。) ※事実や経験、調査や検証を基にしていますが、万一なにかしら不備・不足などがありましたらすみません。お知らせいただければ訂正いたします。 ※写真は主にUnsplashやPixabayのフリー素材を利用させていただいております。その他の写真や動画もフリー素材やパブリックドメイン、もしくは自前のものを使用しております。
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