Search Labsの使い方と使えない場合。Google検索のAI機能。 / いがわ

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Search Labsの使い方と使えないときの対処法。

Search Labsとは?

Search Labs。Google検索のAI機能の使い方。

Google ChromeのSearch Labs。

Googleが試験運用として、検索機能にAIを連携させている「Search Labs」。

「Search Labs」はいわゆる「SGE(Search Generative Experience – 生成AIによる検索体験)」のひとつ。

Google Chromeの画面右上にフラスコのようなLabs アイコンが表示されている場合は、Search Labsの機能を使用したGoogle検索となる。

Search Labsを使用する方法。

Search Labsを使用する方法として、下記の条件がある。

  • ブラウザはGoogle Chromeを使用。
  • Googleの個人アカウント(18歳以上)でログインする。
  • Search Labsがオンになっている。
Google検索で「search labsとは」を検索した結果。

検索結果の最上部に、AIによる概要と、参照元サイトが表示される。

全てのキーワードでSearch Labsが表示されるわけではなく、キーワードなどによっては従来通りの検索結果になる。

また、生成AIモデルを利用しているので、検索はキーワードである必要はなく文章でも可能。(現在は試験運用中。)

Google検索でsearch labsでの結果の画面。

「今日の東京の天気をおしえてください。」とググった結果。

GoogleのSearch Labsの利用例のスクショ。


Search Labsが使えない場合。

Search Labsが使えない?

Search Labsのログインと年齢制限。

Googleにログインしていない場合は、Labs アイコンが表示されない。

また他の生成AIのように年齢制限があり、Search Labsは18歳以上となっている。

また、Google Workspaceのアカウントでは利用できない。

参照:Search Labs の試験運用中のサービスを試す – Android – Google 検索 ヘルプ

Search Labsが使えない場合の確認箇所。

Search Labsが使えない場合は、下記を確認すると良い。

  • Chrome以外のブラウザを使用している。
  • Googleへログインしていない。
  • 個人アカウントではなく、会社や組織のアカウントを使用している。
  • 18歳未満である。

Search Labsをオフにしたい場合。

Search Labsを解除。

Search Labsは生成AIなので、他のAI同様、間違った情報を生成することがある。

もしSearch Labsオフにしたい場合は、下記の手順でオフにできる。

  1. Chromeの右上のフラスコのアイコンをクリック。
  2. 「AIを使った機能」 > 「AIによる概要など」 > 「オフ」にする。

オフにすると今まで通り、検索結果1位のサイト、あるいは「スポンサー」や「強調スニペット」が表示される。

Search Labsの使い方と使えないときの対処法。


Search Labsの倫理的な側面。可能性と課題。

SGE(生成AIよる検索体験)の倫理観とこれから。

SGEの倫理観。

SGEは、これまでの検索体験を劇的に進化させる可能性を秘めた革新的な技術。

しかし、その一方で、倫理的な観点から考慮すべき側面も存在する。

たとえば、現在の段階での生成AIにありがちな、誤情報や偏った情報の提供、著作権問題、そしてその責任をどうするかなどの問題がある。

また、Googleアカウントでログインが必要なので、ユーザーの所在地や行動範囲のデータが知られてしまうという、ある種のプライバシー漏洩の恐れもある。

そのため、Googleは下記の取り組みをしている模様。

  • データの透明性: Googleは、SGEの学習データについて、可能な限り透明性を高める取り組みを進めている。
  • 倫理的な専門家チーム: Googleは、倫理的な専門家チームを結成することや、SGEの開発や利用に関する倫理的な問題を検討している。
  • ユーザーへの情報提供: Googleは、ユーザーに対して、SGEの仕組みや倫理的な側面に関する情報を提供する努力をしている。

Search Labsはまだ試験運用中であり、競合するサービスもあるため、Googleも慎重になっていると思われる。

SGEの可能性。

これまでインターネット検索といえば、キーワードでの検索が一般的だったが、Search LabsなどのSGEの場合、自然言語処理の機能を活かして、会話形式での検索が可能となる。

例えば、「東京 ラーメン屋 美味しい」のほか、「来週末に東京に行く予定なんですけど、東京の美味しいラーメン屋を教えてください。」といった検索もできる。

その結果、ラーメン屋さんだけでなく、来週末の旅行プランや交通情報なども提供できるようになる可能性がある。


AI Overviewとは?

Search LabsからAI Overviewへ。

SGE(生成AIよる検索体験)。

Search LabsはSGEとして、2023年からテストされている。

2024年中には同じくSGEの「AI Overview」が日本でも導入予定なので、そのタイミングでSearch LabsからAI Overviewへ切り替わると思われる。

Search Labsに代わる、Google検索のAI機能。

AI Overviewはアメリカではすでに導入済みで、アメリカ版のGoogle検索で確認できる。

下記の結果は、AI Overviewの機能により生成されたもの。

アメリカ版Googleで「ai overview」を検索した結果。

Google検索でai overviewでの結果の画面。

AIによる概要と、その参照元サイトがカード表示で横に並ぶという、Search Labsと同じような検索結果となっている。


AI Overviewの使用料金は?

AI Overviewはおそらく無料で使える。

AI Overviewは広告での収入で運用される可能性が高い。

2024年11月にOpenAIから「ChatGPT search」がリリース。

ChatGPT searchは有料ユーザーから展開され、無料ユーザーへは2024年末から2025年初旬ころまでに提供される。

無料版の場合、おそらくはこれまでの機能と同様に、使用制限などがあると思われる。

すでにリリースされている海外でも、AI Overviewの使用時に料金や制限がかかるという情報は見当たらない。

参考:AI による概要 : ウェブにつながる新しい方法

Search Labsの使い方を眺める猫ちゃん

以上、参考になれば幸いです。


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井川 宜久 / Norihisa Igawa
デザイナー、ディレクター、講師、コーチ / 井川宜久

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