Macで突然VSCodeが起動しなくなったときの対処例。 / いがわ

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Memo

MacでVSCodeが起動しないときの対応。

VS Codeが起動しない!?

突然起動しなくなったVS Code。

エラーメッセージもなく、起動もしない。

普段使用しているものが急に使えなくなると、とにかく不便。

インターネット検索で同じような事例が見つからないと、焦りやストレスも溜まってしまう。

起動しないVS Codeのイメージ。


AIが提案するVS Code復旧策。

VS Codeの情報はたくさんあるがノイズも多い。

VS CodeとMac。

VS Codeは広く使われているコーディングエディタ。

ただOSがMacで解決の糸口が見つからなかったので、Macの方が原因なのかもと思ってさらに焦りが膨らんだ。

Macが原因なら買い替えも検討しなければならない。しかしVS Code以外のアプリ類はとくに問題なく利用できている。

そこで、何か原因を知らないだろうかと、ChatGPTとClaudeにも聞いてみた。

起動しないVS Codeの画面のイメージ。

ネット上に解決策がなければ、AIの知識にもない。

AIとやりとりしていると、さまざまな提案をされる。聞いてもいない説明や代替案も多く、想像以上に時間を要してしまった。

ネット情報のノイズも学んでしまっているのだろう。VS Codeの影響で開発終了となったエディタの「Atom」を勧めてきたりもした。

そもそもインターネット上に解決策の情報がなければ、ネットから学習しているAIも情報を持っていないということを痛感。

オプトアウトなどをしなければチャット上からも学んでいるはずだが、まだ情報が少ないのかもしれない。

色々な提案の中でバージョンの問題が浮上。

再インストールを含め、あれこれと数時間も原因追求を行っているうちに、AIがダウングレードの提案をしたので、VS Codeを最新ではなく逆に古いバージョンに戻してみることに。


VS Codeの自動更新が原因?

VS Codeのアップデートの影響。

VS Code最新バージョンの対応OSには含まれていた。

結果的に、VS Codeの自動アップデートによるバージョンアップが原因だった。

再インストール時に対応OSの確認をしていたが、今回のMacは対応OSの中に入っていたため盲点だった。

VS Codeのダウンロード画面。

参照元:Download Visual Studio Code – Mac, Linux, Windows


VS Codeをダウングレードし、自動更新をオフで解決。

VS Codeのダウングレードの手順。

ダウングレード手順。

以下の手順でVS Codeをバックアップし、ダウングレード。

  1. VS Codeの設定ファイルのバックアップ。
  2. VS Codeの完全削除。
  3. VS Codeの再インストールと復元。
  4. Macの再起動。(念のため)
  5. VS Codeの自動更新をオフに。

VS Codeの設定ファイルのバックアップ。

バックアップする設定ファイルの例。
  • VS Codeの設定ファイル: 「~/Library/Application Support/Code/User」フォルダをコピー。
  • プロジェクトごとの設定ファイル: プロジェクト内の「.vscode」フォルダをコピー。
「.vscode」フォルダがある場所。
静的サイトの場合の例。
/Users/username/Projects/MyProject
    ├── .vscode
    │   ├── settings.json
    │   └── sftp.json
    ├── index.html
    ├── styles.css
    └── script.js
WordPressの場合の例。
/Users/username/Sites/wordpress/wp-content/themes/my-theme
    ├── .vscode
    │   ├── settings.json
    │   └── sftp.json
    ├── style.css
    ├── functions.php
    └── index.php

隠しファイルは、「command」 + 「shift」 + 「.」で表示可。


VS Codeの完全削除。

手動かアプリで削除。

VS Codeの削除は、削除すべきファイル類がよくわからなかったので、昔から使っているMacアプリの「AppCleaner」を利用。

AppCleanerを起動し、VS Codeをドラッグ&ドロップするだけで削除ができる。

AppCleanerのスクショ。

参照元:AppCleaner


VS Codeの再インストールと復元。

VS Codeのダウンロード。

旧バージョンは、画面右上の「Download」ではなく、画面左側の「UPDATES」から進み、画面中央のリンクからダウンロードが可能。

VS Codeのバージョンダウンのイメージ。

URL:Visual Studio Code June 2024

VS Codeのインストール。

Mac用のVS Codeが入ったzipファイルを解凍し、アプリケーションフォルダへ入れる。


Macの再起動。(念のため)

念の為Macを再起動したところようやく復旧。

ところが、その翌日にまた起動しないという、同じ現象に戻ってしまった。

旧バージョンでも自動更新される。

バージョンを落としても、パソコンの再起動や時間経過などでVS Codeが自動更新されると、また同じ現象になってしまう。


VS Codeの自動更新をオフに。

「settings.json」ファイルからオフにする場合。

「~/Library/Application Support/Code/User」内の「settings.json」ファイルを開き、下記のコードを追加。

他に設定がある場合は、{}内にカンマ区切りで指定すると良い。

{
  "update.mode": "none"
}
VS Codeの「設定」からオフにする場合。
「設定」の開き方。
  • 画面左下から: 「歯車」 > 「設定」
  • メニューバーから: 「Code」 > 「基本設定」 > 「設定」
  • ショートカットキーから: 「command」 + 「,」

検索バーに「自動設定」や「update mode」を入力すると、下記の画面となる。

自動設定で検索した場合。

VS Codeの設定画面。

update modeで検索した場合。

VS Codeの設定画面。

下記のオレンジ枠の部分。「Update: Mode」を「none」や「manual」にすると自動更新は無効になる。

VS Codeの設定画面。

Macで突然VS Codeが起動しなくなったときの対処例。

以上、参考になれば幸いです。


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井川 宜久 / Norihisa Igawa
デザイナー、ディレクター、講師、コーチ / 井川宜久

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