グラフィック(印刷の通販グラフィック)の名刺発注の手順。
近年ユーザーが増えているFigma。基本的にWeb向けのツールだが、名刺くらいは作れそうなので、実験的に自分の名刺で実際に作ってみた。
印刷は長年定期的に利用しているグラフィックさんへ発注。
グラフィックの名刺の注文については、以下が手続きの流れとなる。(これはイラレでもフォトショでも同様。)
※注文には慣れているよという場合は、「Figmaのデータ入稿方法」へ。
注文手続き。
「トップページ」 > 「名刺印刷」と進む。
アカウント取得後、トップページのバナーの下の「よく売れている商品」から「名刺印刷」へ進む。
(※スクショはダークモード表示時のもの。)
または、左側のサイドメニュー内に各項目があるので、そこからでも「名刺」を選択できる。
「名刺印刷」の画面となる。
画面中ほどに「ご注文・価格表(お見積り)はこちら」の項目に「名刺」があるので、「オフセット」か「オンデマンド」かを選択する。
今回は少量発注なので、「オンデマンド」を選択。
※日本用と欧米用では名刺サイズが違うので注意。
「名刺(オンデマンド)印刷の価格表」 > 「カラーを選択してください。」の画面となる。
名刺のデザインに合わせた選択をする。
今回は表面・裏面ともにカラーの名刺デザインのため、「両面カラー」を選択。
「名刺(オンデマンド)印刷の価格表」 > 「加工を選択してください。」の画面となる。
今回は通常の名刺のため、「選択しない」を選択。
※名刺には特に不要なものもあり、またIllustratorデータでなければ対応していないものもある。
「名刺(オンデマンド)印刷の価格表」 > 「用紙を選択してください。」の画面となる。
多くの場合は「コート再生紙」、「マットコート再生紙」、「上質再生紙」の3つ中から選択。
今回は、ちょっと上品に「アラベール スノーホワイト 200kg」を選択。この辺りは発注時の枚数と予算、こだわりを基に決定。
※紙質がわからないときは、あらかじめペーパーカタログを取り寄せておくと無難。(無料、有料の場合あり。)
「名刺(オンデマンド)印刷の価格表」 > 「納期と部数を選択してください。」の画面となる。
今回は少数、かつ急いでいないので5日納期の70部を選択。
※注文合計金額2,000円以上で、届け先1か所の送料が無料となる。
「名刺(オンデマンド)印刷の価格表」 > 「オプションを選択してください。」の画面となる。
今回は、「名刺ケース」を選択。
※不要の場合は「選択しない」でOK。
「名刺(オンデマンド)印刷の価格表」 > 「名刺ケース」の画面となる。
今回は70枚の注文数なので、名刺ケースは約100枚まで入れられる「1個」を選択。50円なので合計が2,020円となり、送料無料の対象となる。
「名刺(オンデマンド)印刷の価格表」 > 「オプションを選択してください。」の画面に戻る。
オプション選択の画面に戻る。以上で発注の内容は決まったので、「決定」ボタンを押す。
「選択中の注文仕様の画面になる。」
注文内容を確認する。問題なければ「カートに入れる」をクリック。
「ショッピングカート」の画面となる。
見積書が必要の場合は発行も可能。今回は不要のためそのまま「ご注文手続きへ」をクリック。
「ご注文手続き」の画面になる。
ここで、注文商品以外の内容の詳細確認がある。
- 発注者と入稿者の連絡先。
- 配送先。
- お支払い方法の指定、など。
内容を最終確認し、画面下部の「同意して注文する」をクリックする。
※もし誤りがあった場合は、メールが届いた後でも画面上で注文キャンセルが可能。
「ご注文完了」の画面になる。
注文はこれで完了。
登録メールアドレスに完了メールが届く。
Figmaのデータ入稿方法。(要チェック。)
Figmaの場合はAIやPSD非対応(2022年11月現在)のため、入稿データ形式はPDF一択。
(※ラスター形式で良ければJPGやPNGもある。)
注文完了後の画面の「入稿する」をクリック。
(※画面上部の「データ入稿・再入稿」からでも可能。)
PDFでの入稿手続き。
「データ入稿 注文の選択」の画面。
グラフィックさんへ問い合わせたところ、現時点(2022年11月)ではFigmaの場合、「PDF入稿する」からでは対応していないそう。
そのため画面下部、「ご入稿する注文を選択してください。」から、「PDF入稿する」ではなく、「Web入稿する」を選択。
「Web入稿 データの送信」を選択。
ここで、「スマートチェック」を選択。「品名」もわかりやすく変えられる。
画面下部の「データを送信してください。」の項目で、Figmaで作成したPDFデータをアップする。
アップロード完了後、「送信する」をクリック。
FigmaのPDFデータの場合、サイズがかなり軽い。今回の名刺データは数十KBだった。
「スマートチェック」の3D確認画面になる。
おそらく右横に「サイズ不一致」の警告が出るので、「サイズを調整する」をクリックする。
「スマートチェック」 > 「原稿サイズの調整」
「原稿を拡縮・回転する」 > 「サイズを調整する」 > 「用紙サイズに合わせる」 > 「用紙のサイズにフィットさせる」で調整する。
あちらこちらで自分の名前が出ているが、これは実際に発注した画面のスクショのため。
3Dプレビューで確認・調整し、右横のチェック項目で「OK」が出たら、「入稿を完了する」をクリック。
表面・裏面の両方を確認するが、裏面に個人情報があるためスクショは割愛。
入稿完了(スマートチェック)の画面となり、入稿完了のメールが届く。
関連:Figmaで名刺を作る方法。印刷用設定からCMYK化、入稿前の仕上げまで。
関連:Figmaで名刺を作ってみた結果。作成・入稿・仕上がりまで。
関連:Figmaの印刷データ用プラグイン「Print for Figma」の使い方。
以上、参考になれば幸いです。
※Webデザインは実務数年、職業訓練校講師数年、フリーランス数年、計15年以上のキャリアがありますが、一気にがぁっと書いているので「です・ます調」ではありません。(元々はメモ書きでした。) ※事実や経験、調査や検証を基にしていますが、万一なにかしら不備・不足などがありましたらすみません。お知らせいただければ訂正いたします。 ※写真は主にUnsplashやPixabayのフリー素材を利用させていただいております。その他の写真や動画もフリー素材やパブリックドメイン、もしくは自前のものを使用しております。
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