Illustratorのテキストからベクター生成。使い方の例と注意点。 / いがわ

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イラレのテキストからベクターの例。Illustratorの生成AI。

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Illustrator テキストからベクター生成の使い方。

Illustratorの生成AI機能。(ベクター画像)

AIによるベクター生成がいよいよ。

テキストからベクター生成は、Illustratorのバージョン28.0(Illustrator 2024)から使えるようになっている。

参考メモ:Illustratorのテキストからベクター生成が見つからないとき。

ベクター生成の使い方は簡単。

長方形ツールで画像サイズを指定する。

2025年11月29日追記)

Illustrator 2026では、この画像サイズの長方形は必要なくなっています。

直接、テキスト(プロンプト)から、ベクター生成ができます。

モデルはFirefly Vector 4。5つ以上の生成時に確認。

画像生成中の進捗画面では、長方形が必要である旨が表示されますが、必須ではありません。)

生成画像サイズの長方形を作る。

画像のサイズを、長方形で指定。

ベクター画像が生成されるので、生成後でも画像劣化なしで、サイズを変更できる。


プロパティパネル内の「テキストからベクター生成」に入力する。

2025年11月29日追記)

Illustrator 2026では、「テキストからベクター生成」が「ベクターを生成」へ名前が変わっています。

テキストからベクター生成がない?

メニューバーのウィンドウから。

もしイラレの右横にあるプロパティパネル内に「テキストからベクター生成」がない場合は、メニューバーの「ウィンドウ」 > 「テキストからベクター生成」へ進むと良い。

プロンプトのボックスへ入力。

言語で指示出しをする。

プロパティパネルの中に「プロンプト」の入力欄があるので、生成したい画像をテキストで入力し、すぐ下にある「生成」をクリックすればOK。


「コンテキストタスクバー」からでも進める。

コンテキストタスクバー。

テキストからベクター生成は、「コンテキストタスクバー」を使うこともできる。

もし、コンテキストタスクバーがない場合は、メニューバーの「ウィンドウ」 > 「コンテキストタスクバー」から表示できる。

チェックが入っている場合は、画面上の適当な箇所を選択ツールでクリックすると、おそらく表示される。

Illustratorのコンテキストタスクバーの画像。

コンテキストタスクバー。(Illustrator 2026)

Illustrator 2026では、機能が変わっている。

Illustrator 2026のコンテキストタスクバー。

「描画(鉛筆)」と「ベクターを生成」の2つがメインに。

Illustrator 2026のコンテキストタスクバーの画像。

3点リーダーの機能。

Illustrator 2026のコンテキストタスクバーの画像。


テキストからベクター生成は、レイヤー上の背景色などに影響される。

テキストからベクター生成の注意点。

他の箇所や要素からの影響がある。

Illustratorでざっくりと試してみたところ、ふと気づいたことがあった。

何度か試したが、生成されるベクター画像が下層にあるレイヤーの色に近い色となった。

背景(下層レイヤー)がグレーっぽい場合。

画像もグレーっぽくなり、カラフルな感じにならない。

2025年11月29日追記)

Illustrator 2026では改善されているようです。

イラレのテキストからベクター生成の画像。

背景(下層レイヤー)が白の場合。

画像はデフォルトの「白」なので、下層レイヤーの影響は受けていない。

イラレのテキストからベクター生成の画像。

テキストからベクター生成(ベータ版)の結果。

全く同じプロンプトでも、下層レイヤーなどの色によって、色のテイストが違う画像が生成されている。


テキストからベクター生成は、前後のプロンプトなどにも影響される。

上記の生成画像を、大きくしたもの。

全く違うプロンプトでも、色合いは統一感がある。

イラレのテキストからベクター生成の画像。

イラレのテキストからベクター生成の画像。

2023.11.16 追記)

また、その他の要因によっても色やテイストが影響されている気がする。

例えば、

  • 同じアートボード上の他のオブジェクトの色。
  • 生成前後に使用した色。
  • 長方形ツールの色。
  • 生成の日にち。(これはリリースからの時間経過によってベータ版利用者が増えるため、想定内。)

などの影響を感じる。

下記は、前回2023年10月25日と全く同じテキストによるプロンプトだが、かなり印象が違う。

「テキストからベクター生成」の機能自体は繰り返し行えるが、前回も今回もほとんど1回目の生成画像をそのままサンプルとして使用している。

イラレのテキストからベクター生成の画像。

下記も上記とまったく同じプロンプトだが、色合いが同じアートボード上のオブジェクトからの影響と思われ、ほとんどがモノクロ基調となっている。

イラレのテキストからベクター生成の画像。

背景がオレンジだった場合、オレンジやオレンジに近い色が使われている。

グレーもあるが、直前に上記のアートボードで「テキストからベクター生成」を行なっていたので、影響を受けた可能性がある。

イラレのテキストからベクター生成の画像。

一部のプロンプトについて。

当初プロンプトが同じなら生成される画像も同じなのかな?と思い、英語部分のプロンプトは、CreativeEdgeさんが公開していたものから拝借させていただいています。

CreativeEdgeさんはこの道の最先端を走っており、とても有益な情報を発信してくれています。

参照元:CreativeEdge Vlog|note
参照元:Creative.Edge (@commonstyle) · X

Illustratorのテキストからベクター生成。ざっくり例と注意点。

以上、参考になれば幸いです。


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井川 宜久 / Norihisa Igawa
デザイナー、ディレクター、講師、コーチ / 井川宜久

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