
WordPressの引越しは、ささっとAll-in-One WP Migrationで。
です・ます調の文章でなくてすみません。当初は個人的なメモ書きだったためです。
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WordPressの引越しは何かしらトラブルが発生しやすい。
自分で言うのは滑稽だが、WordPress使用歴は10年以上と、そこそこのスキルや実績は持ち合わせている。
それでも、WordPressの引越し作業では、何かしら問題が起こりやすい。
なので今でも、トラブルが起こることを前提として、気持ちや時間の準備をして、作業をしている。
ネット上でも色々と同じような経験をもとにした情報があり、引越しに特化したプラグインも多々ある。
その中で、個人的に現在最も信頼性があるのは、「All-in-One WP Migration」を利用した引越しだ。
以前から知ってはいたが、できればプラグインではなくWordPressデフォルトのインポート&エクスポート機能を使いたかったので、これまでは見送っていた。
結論早く使っていればよかった。
All-in-One WP Migrationはすごい。
問答無用で、圧倒的だ。レベルが違う。
実際にWordPressで構築したサイト、カスタム投稿によるタクソノミーやタームやその他PHP、HTMLやCSSはもちろん、JavaScriptやWPプラグインなどをゴリゴリに使用している(コード的にはほぼValidだが、その分さらに手が混んでいるとも言える。)容量800MB〜900MBのサイトで、かなり簡単に移転やバックアップができた。
それも複数回。
驚くことに、メディアファイルやプラグインを含んだテーマフォルダまるごとを、wpressファイル1つだけで、エクスポート&インポートできる。
エクスポート後は、プラグインも自動的に有効化される。
いちいちと、あちこちを、触る必要がない。
もしいま、WordPress引越しやバックアップ、デバック作業等で困っている状況なのであれば、すぐにさささっと、「All-in-One WP Migration」に注力した方がメンタルもサイトも安全だ。
このプラグインはバックアップ用としても有能で、.wpressファイルとしてデータを保存できる。
All-in-One WP Migrationの使い方の例。
今回行った引越し作業では、引越し元と引越し先に「All-in-One WP Migration」をインストールし、ほぼほぼ無事に引越しできた。エクスポートファイルもインポートファイルも、わずか1つのファイル(.wpressファイル)で済んだ。
容量の問題でうまくいったのかもしれない。
また、若干うまく引越しできない箇所もあったが、今回の場合は95%以上のファイルは問題なく移転できた。
※後日追記)
2度目からは全く問題なくできた。容量アップも簡単だった。
(ただし、慣れていない方は、無理せず有料版のご検討を。)
引越しの手順。
本来であれば、自分が行った手順をスクショとともに書き記しておきたいところだが、現在は時間が取れないので、需要があれば後日改めて追記できればと。
ざっくりと言えば、、、
移転元のWordPressに「All-in-One WP Migration」をインストールし、有効化する。
WP管理画面の左側のメニューに「All-in-One WP Migration」が追加されるので、そのサブメニューからエクポートでファイルを選択。
移転先のWordPressに「All-in-One WP Migration」をインストールし、有効化する。
WP管理画面の左側のメニューに「All-in-One WP Migration」が追加されるので、そのサブメニューからインポートでファイルを選択。
※4.の手順は、WP管理画面へのドラッグ&ドロップでも可能。
4.1 ここからインポートを行う。
4.2 インポートを開始。
4.3 インポート処理の注意点。新規WPへのインポートなら、このまま「開始」でOK。
4.4 数分でインポート完了となる。
以上で完了。
アップロード容量の増やし方。
「.htaccess」ファイルを更新するだけ。
(ただし、慣れていない方は、無理せず有料版のご検討を。)
.htaccessファイルに下記を追加する。
.htaccessファイルは、WordPressをインストールした階層、テーマフォルダ直下にあるものを。
↑の.htaccessファイルを開き、
# BEGIN WordPress の記述の上へ、php_value memory_limit、php_value post_max_size、php_value upload_max_filesizeを追記する。
php_value memory_limit 30G
php_value post_max_size 20G
php_value upload_max_filesize 10G
ここに追記する ↑↑↑
# BEGIN WordPress
# "BEGIN WordPress" から "END WordPress" までのディレクティブ (行) は
# 動的に生成され、WordPress フィルターによってのみ修正が可能です。
# これらのマーカー間にあるディレクティブへのいかなる変更も上書きされてしまいます。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteRule .* - [E=HTTP_AUTHORIZATION:%{HTTP:Authorization}]
RewriteBase /theme_name/
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /theme_name/index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
これでアップロードのマックスサイズが10Gに。
以上、1つのファイルのちょっとした編集で、アップロードできるマックスファイル容量を5MB→10GBに増やせた。
ちなみに、、、
・php.iniは編集していない。
・constants.phpも編集していない。
・10GB以上も可能なようだが、変に増やしすぎてサーバーへ負担をかけたくもないので10GBに。
・プラグイン使用後にできる「ai1wm-backups」は、バックアップ用のフォルダ。ai1wmはAll-in-One WP Migrationの略。
・Migrationはカタカナ読みでは「マイグレーション」。移行や移動、移住の意味。
※ただしアップロード容量については、使用サーバープランのスペックに合わせた方が無難だと思われる。さくらインターネットの容量600GB、転送量無制限のビジネスプランでは問題なしだったが、別の容量350GBのサーバーではインポートが100%へ達した後に止まてしまい、インポートを完了できなかった。
参照サイト:WORDPRESS QUEST – WordPress(ワードプレス)プラグイン|サイトを簡単にバックアップ!「All-in-One WP Migration」の使い方
プラグインの公式ページのURLは下記です。
英語ですが、YouTubeもあり、翻訳をご利用いただければ。
プラグイン公式ページ。
引用元:WordPress.org
プラグインのページ:All-in-One WP Migration
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