iPhoneの寿命、充電回数は何回?「最適化されたバッテリー充電」機能。 / いがわ

.

Memo

iPhoneの充電回数は何回?「最適化されたバッテリー充電」機能。

iPhoneの充電回数は本当に約500回なの?

iPhoneのバッテリー充電。

充電回数やタイミング。

iPhoneの充電はいつどう行うのがベストか?

なるべく使い切った方が良いのか、充電切れを無くすため、不測の事態を避けるためにも、毎日フル充電するのが良いのか?

答えをAppleの公式サイトから探ってみた。

iPhoneのバッテリーで充電。

電池、バッテリーの特徴。

電池の種類の違い。

一昔前には、なるべく充電を使い切って充電回数を減らした方が良いよ的なイメージがあった。

従来の「ニッケル電池」や「ニッカド電池」などの充電可能な電池は、充電回数(約500回程度)が決まっているのだそう。

リチウムイオン電池は使い切らなくても良い。

ただし、現代のスマホに使用されているようないわゆる「リチウムイオン電池」も、やはり充電回数は約500回程度と決まってはいるそうだが、スペックは過去のニッケル電池などに比べ高くなっている。


バッテリー長持ち情報の信憑性。

20%と80%。

iPhoneは、バッテリー残量が20%くらいになったら80%まで充電すると長持ちするという情報がある反面、こまめな充電の方がバッテリーに優しいとの情報もある。

これが紛らわしい。

確実なこととしては、iPhoneはバッテリー残量が20%になると画面上にメッセージが表示される。

このメッセージが出ると気持ち的にも少し不安になってくるので、できればもっと早めに充電したい。

Appleの公式サイトの情報。

リチウムイオンバッテリーは好きな時に充電できる。

Appleのサイト(2022年12月時点)を確認してみると、「Appleのリチウムイオンバッテリーは、いつでも好きな時に充電できます。」と記載されている。

iPhoneの充電は夜眠るときにすることを想定した、「最適化されたバッテリー充電」。

リチウムイオンバッテリーの充電の特徴。

Apple公式サイトでは?

実際にAppleの公式サイトをチェックすると…

バッテリー – なぜリチウムイオンなのか?

Appleのリチウムイオンバッテリーは、いつでも好きな時に充電できます。再充電の前に電力を完全に使い切る必要はありません。またAppleのリチウムイオンバッテリーは、繰り返し充電して使えます。バッテリー容量の100%に相当する電力を使い切ると(放電すると)1回の充電サイクルを完了したことになりますが、必ずしも1回の充電ごとにすべてを使い切る必要はありません。例えば、バッテリー容量の75%を1日で消費し、夜のうちにフル充電したとします。翌日25%を消費する、すなわち合計100%消費すると、2日で1回の充電サイクルを完了したことになります。

となる。

引用元サイト:バッテリー – なぜリチウムイオンなのか? – Apple(日本)

とある。


500回というのは、充電器につないだ回数というわけではない。

回数の誤解とフル充電サイクル。

つまり、Appleの公式サイトの例では、1日目で残り25%からフル充電、次の日に残り75%からフル充電した場合は、「75% + 25% = 100% = 1回」となり、2日で1回の充電となる。(フル充電サイクル)

フル充電サイクルと2年半〜3年弱。

500日で寿命というわけでもない。

これは、バッテリーを100%まで充電したから充電サイクルが1回、ということではなく、100%分のバッテリーを消費(放電)すると充電サイクルが1回となるということ。

なので、毎日充電したからといって、500日で寿命になるということにはならない。

2年半〜3年弱が目安。

フル充電サイクルが2日であれば、「2日 × 500回 = 1000日」となる。1000日は2年半〜3年弱なので、計算上ではバッテリーの持ち具合はこの2年半〜3年弱が目安となる。

iPhoneの充電は夜眠るときにすることを想定した、「最適化されたバッテリー充電」。


iPhoneのバッテリー充電は機械学習で最適化されている。

「最適化されたバッテリー充電」について。

iPhoneの寿命を延ばす。

iPhoneの寿命を延ばすという「最適化されたバッテリー充電」。

再度公式サイトをチェックすると…

iPhone の「最適化されたバッテリー充電」について

iOS 13 以降には、「最適化されたバッテリー充電」機能があり、iPhone がフル充電されたままの時間を極力短くして、バッテリーの劣化を軽減し、寿命を延ばしてくれます。この機能を有効にすると、所定の条件下で、iPhone は 80 パーセントまで充電したら、その後の充電を遅らせます。iPhone はオンデバイスで機械学習機能を使い、毎日の充電の傾向を把握するので、iPhone がある程度長い時間、充電器に接続されるだろうと予測されるときにしか「最適化されたバッテリー充電」は働きません。充電器から外した時点で、iPhone がフル充電されている状態にしておくことが、このアルゴリズムの狙いです。

と説明されている。

充電を遅らせて寿命を伸ばす。

要するに、

iPhoneは100%のフル充電よりも80%までの充電に抑えた方が良いと言われているが、それでは夜眠るときに充電器につなげておけない。

なので、iPhoneは80パーセントまで充電されると、バッテリーの寿命を伸ばすためにその後の充電を遅らせて最適化するという。

iPhoneの機械学習。

iPhoneはユーザーの充電傾向を覚える。

また、iPhoneは機械学習機能で、バッテリー寿命を長持ちさせるために、ユーザーの毎日の充電の傾向を把握しているとのこと。

ということは、最低でも20%になったら充電を開始し、80%まで充電、もしくは一般的な睡眠サイクルである夜間から翌朝までの間に100%まで充電すると、Appleサイトの情報とネット上の情報とほぼほぼ一致するという、ひとつの納得解となる。

引用元サイト:iPhone の「最適化されたバッテリー充電」について – Apple サポート (日本)

iPhoneの充電は夜眠るときにすることを想定した、「最適化されたバッテリー充電」。

最適化されたバッテリー充電のオンとオフ。

最適化されたバッテリー充電。

「最適化されたバッテリー充電」は、デフォルトで「オン」になっている。

  • 「設定」 > 「バッテリー」 > 「バッテリーの状態と充電」 > 「バッテリー充電の最適化」
  • 「設定」 > 「バッテリー」 > 「バッテリーの状態と充電」 > 「充電の最適化」

pets設定箇所

スクショはダークモード表示時のもの。)

iPhoneの、最適化されたバッテリー充電。
iPhoneの、最適化されたバッテリー充電。

iPhoneの充電機能は毎日の睡眠時間帯を想定できる。

最適化されたバッテリー充電。

バッテリーの寿命を延ばす。

以上の通り、「最適化されたバッテリー充電」機能により、「iPhoneが毎日の充電の傾向を学習し、バッテリーの寿命を延ばしてくれる」

「最適化されたバッテリー充電」はOSがiOS13以降の機能で、iPhone6s以降をカバーしており、ほとんどの現役iPhoneでこの機能は利用できる。

iPhoneの充電は夜眠るときにすることを想定した、「最適化されたバッテリー充電」。

iPhoneがリチウムイオンを使う理由。

Apple公式サイトでは?

こちらもApple公式サイトで確認すると…

バッテリー – なぜリチウムイオンなのか?

Appleのリチウムイオンバッテリーは、いつでも好きな時に充電できます。再充電の前に電力を完全に使い切る必要はありません。またAppleのリチウムイオンバッテリーは、繰り返し充電して使えます。

Appleのリチウムイオンバッテリーは、バッテリー容量の80%までは高速充電し、その後、低速のトリクル充電に切り替わります。最初の80%に達するまでの時間は、設定方法と充電しているデバイスの種類によって異なります。推奨されるバッテリー温度を超えると、ソフトウェアが80%以上の充電を制限する場合もあります。この複合的な充電プロセスが、デバイスをより短時間で外に持ち出せるようにするだけでなく、バッテリーの耐用年数も延ばします。

とあり、いつでもバッテリーを充電できるというメリットがある。外出時で20%を切ってきて「そろそろやばい。」となっても、充電環境があれば補充できる。

引用元サイト:バッテリー – なぜリチウムイオンなのか? – Apple(日本)


充電回数の確認箇所は?

「バッテリー」で確認。

Apple公式サイトでは?

Apple公式サイトを見ると、下記の「バッテリー」で確認する方法が記載されている。

参照:iPhone のバッテリーとパフォーマンス – Apple サポート

「設定」 > 「バッテリー」へ進む。

iPhoneのバッテリーの確認方法。

「バッテリー」 > 「バッテリーの状態と充電」へ進む。

この「バッテリーの状態」の「最大容量」が目安となる。100%に近い方がバッテリーのパフォーマンスが良い。

公式サイトによると、最大容量80%の維持が目安となっている。

参照:iPhone のバッテリーとパフォーマンス – Apple サポート

iPhoneのバッテリーの確認方法。

Apple Trade InでのiPhoneの下取り。

Apple Trade Inの活用。

iPhoneの下取り額は、Appleのサイト上で確認できる。

2023年12月初旬にiPhone 12 miniのバッテリー最大容量が81%となったので、Appleのサイトにある「Apple Trade In」で下取り額を確認してみたところ、マックスで28,000円だった。

参考:iPhoneを下取り(Apple Trade In)に出すときに注意すべきこと。

割引でiPhoneを機種変。

Apple Trade Inを活用すると、新しいiPhoneが割引で買えることになる。

特にiPhoneに傷や動作不良などがなかったため、サイト上で表示された28,000円が、そのまま実際の下取り額となった。

その後2ヶ月以上入金がなかったので、念のため2024年2月にAppleへ問い合わせてみたところ、返金処理は支払い方法などによって違い、クレジットカードで支払った場合はカード会社の方のタイミングとなるとのこと。

iPhoneの寿命、充電回数は何回?「最適化されたバッテリー充電」機能。

関連:iPhoneのバッテリー交換の目安は?バッテリー最大容量って?

以上、参考になれば幸いです。


Webデザインは実務数年、職業訓練校講師数年、フリーランス数年、計15年以上のキャリアがありますが、一気にがぁっと書いているので「です・ます調」ではありません。(元々はメモ書きでした。) 事実や経験、調査や検証を基にしていますが、万一なにかしら不備・不足などがありましたらすみません。お知らせいただければ訂正いたします。 写真は主にUnsplashPixabayのフリー素材を利用させていただいております。その他の写真や動画もフリー素材やパブリックドメイン、もしくは自前のものを使用しております。

井川 宜久 / Norihisa Igawa
デザイナー、ディレクター、講師、コーチ / 井川宜久

免責事項について

  • 記事ページ(Memosのページ)は当初は文字通りメモ書きでした。その後、修正や更新をしております。
  • 事実や経験、調査や検証を基にしていますが、万一なにかしら不備・不足などがありましたらすみません。お知らせいただければ早急に対応いたします。
  • 一個人のポートフォリオサイトですので、万一損害・トラブル等が発生した場合でも、一切の責任を負いかねます。