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WebPの壁、IEが公式にサポート終了。
Internet Explorerがサポート終了に。
IEの終了とWebPの台頭。
いよいよというか、ついにというか、2022.06.16にIEのサポートが終了。
そこで、改めて画像形式、WebPについて考察。
- WebPの開発元であるGoogle社のChromeはもちろん、Apple社のSafariも2020年から対応している。
- Microsoft社のIEの移行先ブラウザであるEdgeも、ベースはChromeと同じChromiumなので対応済み。
- iOSのSafariもAndroidのChromeも対応済み。
ブラウザ的には、ほとんど迷いもなく、WebPを使用することができるようになった。
※関連:JpgからWebPへ? HTMLへの実装・検証結果。
サポート外のブラウザをサポートする必要はあるだろうか?
Web制作者はもう、サポートしきれない。
サポート外となった以上、今後はInternet Explorerを使用するのは自己責任となる。なるべく早めに移行した方が自分や会社のためだろう。
ユーザーにとっては容量が軽ければギガ制限を抑えられ、ページの読み込みも速いWebP形式の方がメリットがある。
WebPには、Adobeも対応しはじめてている。
Photoshopは対応しだしている。
AdobeのWebP対応。
ブラウザはほぼほぼ対応となったWebPだが、デザインソフトの方がまだ完全対応していない。
Photoshopは対応しだしているようだが、Figma、XD、Illustorなどは未対応だ。
XDやIllustratorも追従する可能性が出てきた。
Photoshopが対応しだしたということは、必然的にXDやIllustrator、そしてFigmaも対応していく可能性は高いだろう。
WebPへの変換サイトはすでにいくつもある。
オンラインツールでWebPへ。
「Convertio」など、オンライン上でかつ登録不要でWebPへ変換できるサイトはすでにある。
無料で使え、アカウント作成も不要、ウィルスチェックでも問題がないので重宝している。
WebPへ変換、「Convertio」。
WebPはSEO的にはどうか?
WebPはやはり、軽い。
全てが劇的にというわけではないが、それでもWebPは多くの場合JPGよりも軽く、またPNGの用にアルファチャンネル(透過)が使える。
画質の劣化もほぼなく変換可能。少なくとも人間の目では判断できない程度で変わりない。
WebPは何よりもGoogleが開発した画像形式。
検索エンジン最大手のGoogleが開発した画像形式なので、SEOの効果がないとは思えない。サイトの読み込み速度はGoogleのSEO対策基準にも入っている。
PageSpeed Insightsでの結果。
WebPであれば比較的優しい。
WebPでは怒られない。
これは一目瞭然。計測してみるとわかる。以前はよくWebPの検討をとたくさんの表示がされていたが、それがなくなる。
上記の通り2022年6月現在では、デザインツール、特にFigmaとXDがネイティブサポートをしていないという現状ではあるが、オンラインツールで簡単に変換できる。
実際にサイトを訪れるユーザーは、サイトがどのデザインツールで作られていようが全く気にしない。
ただし、読み込み速度やパケ代は気にするだろう。
ユーザビリティ的には、一手間かけるメリットは十分あるのではないだろうか。
※Webデザインは実務数年、職業訓練校講師数年、フリーランス数年、計15年以上のキャリアがありますが、一気にがぁっと書いているので「です・ます調」ではありません。(元々はメモ書きでした。) ※事実や経験、調査や検証を基にしていますが、万一なにかしら不備・不足などがありましたらすみません。お知らせいただければ訂正いたします。 ※写真は主にUnsplashやPixabayのフリー素材を利用させていただいております。その他の写真や動画もフリー素材やパブリックドメイン、もしくは自前のものを使用しております。