ゼロクリック検索、ノークリック問題。「AIによる概要」前後の比較。 / いがわ

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Memo

ゼロクリック検索、ノークリック対策。

ゼロクリックサーチ、AI要約オンリー?

検索されてもクリックされない。

クリックせずに要約が読まれている?

「AI Overviews(AIによる概要)」の本格導入後、やはりという結果が現れている。

「強調スニペット」や「ナレッジパネル」は以前から存在していた。

それでも、クリックが極端に減るということはなかった。

また、強調スニペットやナレッジパネルは、サイトへの流入経路ともなっていたはず。

Google検索順位は改善。サイトへのアクセスは減少。

AIによる概要で、予想通りに。

平均検索順位が改善(上昇)している状態で、CTRが下がっている。

タイトルが「クリックされやすいかどうか」の理由だけでは説明がつかない、逆の相関。

ゼロクリック検索、ノークリック問題。「AIによる概要」前後の比較。


ゼロクリックの現状。2024年と2025年の比較。

2024年時のSearch Consoleの結果。

2024年のクリック数と表示回数。

サーバーエラーの問題があり平均掲載順位が1桁台から2桁台へ下がっていた時期で、対応のためにたまたまスクショを撮っていた。

期間は3ヶ月。平均CTRは5.8となっている。

ゼロクリック検索。2024年のSearch Consoleの表示。

補足。

10年目の契約更新日の数日後からサーバーエラーが頻発。

契約はビジネスプランでリソースは問題なし。他の運営サイトも特に影響なし。)

アクセス数が最大80%ダウンという大ダメージとなったため、契約途中で移転。

Search Consoleの補足画像。

サーバーエラー前後の検索パフォーマンス。(16ヶ月。)

80%ダウンという、笑えない、経験のない事態が起こった。

通常の波は土日と平日の周期。12月と1月は年末年始の休暇で大きく変動。)

Search Consoleの補足画像。

2025年時のSearch Consoleの結果。

2025年のクリック数と表示回数。

2024年とほぼ同シーズン、3ヶ月スパンでの数値。

平均掲載順位と合計表示回数は回復傾向にあるも、クリック数とCTRはそうならず、むしろ下がっている。

直近3ヶ月の検索パフォーマンス。

ゼロクリック検索。2025年のSearch Consoleの表示。

2025年の、より直近のSearch Consoleの結果。

掲載順位とCTRの結果が反比例に。

2024年9月時から平均掲載順位が2分の1(15.6→7.8)と改善しているのにも関わらず、平均CTRは半分(5.8%→2.9%)になってしまっている。

合計クリック数も前年比3割弱。

直近24時間の検索パフォーマンス。

クリック数と表示回数が反比例しているSearch Consoleの画像、

直近7日間の検索パフォーマンス。

クリック数と表示回数が反比例しているSearch Consoleの画像、

1年以上かけてようやく1桁台へ回復させた平均掲載順位が、クリックにつながっていない。

Googleの使われ方、ネット検索の仕方が変わるということを示唆している。

ゼロクリック検索、ノークリック対策。


タイトルのクリックと、AIによるページの要約。

AIと共存を目指す時代へ。

AIによる概要がスタンダードに。

SEO的には、タイトルだけの問題であれば、順位が上がればCTRも多少は増えるはず。

ところが明確に反比例している。

反比例分はおそらく要約、分割、再展開へ。

これはAIによってページの内容が学習され、要約や、トークンへの分割、そして再展開、再構築といった形となっていると考えた方が自然。

ゼロクリック対策。

限られた手段をどう使うか。

対策としてよく言われるのが、下記のようなもの。

  • クリックしたくなるタイトルの作成。
  • Googleビジネスプロフィールの最適化。
  • SNSの活用。
  • 広告での集客。
  • 構造化データの作成。
  • 画像検索への対応。
  • UX(ユーザー体験)の再構築。
  • 体験談の取り入れ。
  • 感情的な表現。
  • など。

これらはAIに聞いても同じような回答が返ってくる。

個人や中小企業では限りがあるので、ある程度は知の循環として捉えた方が良さそう。

アナログという積み重ねの経験値。

デジタルとアナログの境目を探してもキリがない。

あれもこれもAI化、自動化すれば解決するというわけでもなく、経験でしか学べないこともある。

手間と時間がかかる無添加、低農薬の食材が好まれるという文化や科学的根拠、電子書籍よりも紙の本の方が頭に入る、というようなこともある。

生物学者は必ずしもダーウィンさんの種の起源を最初から最後まで読んでいるわけではなく、要約として学んでいる。

デジタルを突き止めると、結局は連続的なアナログに近寄っていく。

ゼロクリック問題、ノークリック対策のイメージ。

以上、参考になれば幸いです。


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井川 宜久 / Norihisa Igawa
デザイナー、ディレクター、講師、コーチ / 井川宜久

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