ファビコンが検索結果へ表示されなくなった原因と対処。 / いがわ

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ファビコンが検索結果へ表示されなくなった原因と対処。

検索結果からファビコンが突然消える?

ファビコンがGoogleやYahooで表示されない。

ファビコンの設定方法を確認。

気がついたらGoogleやYahooの検索結果からサイトのファビコンが消えていた。

ファビコンの設定方法を確認しても、特に問題が見つからず。

ファビコン表示がされないときの主な確認事項。
  • 画像の形式や拡張子。(favicon.icoとfavicon.svgなど。)
  • 画像のサイズ。(正方形。数百Bと数十KB程度。)
  • ファイル名に日本語や全角英数などのマルチバイト文字が含まれていないか。
  • ファビコン画像へのパスに間違いがないか。
  • ブラウザのキャッシュの有無。
  • robots.txtでのGoogleクロールのブロック有無。
  • metaタグでのGoogleクロールのブロック有無。

上記の項目には問題がなかった。

検索結果用のサイトのファビコンの設定。Googleのガイドライン。

検索結果に表示されるファビコンの定義。

検索結果に表示されるファビコンに関する、Googleのガイドラインも確認済みだった。

ファビコンの指定方法を確認。

ファビコンは、metaタグ内に下記のように指定。これは以前からのGoogleのガイドラインの実装方法であり、特に問題は見当たらない。

HTML
<link rel="shortcut icon" href="/path/to/favicon.ico">
<link rel="icon" href="/path/to/favicon.ico" id="favicon">
<link rel="apple-touch-icon" href="/path/to/favicon.svg">

/path/to/の箇所は自分の環境。)


ファビコンが検索結果へ表示されなくなった原因。

Googlebot-Imageのクロールがされていなかった。

画像ファイルへのGooglebot-Imageのクロールのログがない。

直近約2週間分のサーバーのログを確認してみたところ、Googleの画像検索用のクローラーである「Googlebot-Image」の記録が一度もなかった。

Googlebot-ImageのクロールはGoogleガイドラインで重要。

Googleのガイドラインでは、

Googlebot-Imageがファビコンファイルをクロールできることと、Googlebotがホームページをクロールできることが必要です(クロールをブロックしないでください)。

という記述がされている。

そのため今回の原因は、Googlebot-Imageのクロールがされていなかったことが想定される。

実際、他に運営している複数のサイトはGooglebot-Imageにクロールされており、ファビコンも表示されていた。

Googlebot-Imageのクロールがされていなかった原因。

ファイルやコードには問題なし。

これは原因不明。ファイルやコードには問題がなかったので、サーバー会社へ確認するしかない。

なにか理由がある場合、Googlebot-ImageとGooglebotのクロールをブロックするときは、robots.txtやmetaタグへ記述するが、普通はこのような指定はしない。

今回ももちろん下記のような記述はしていなかった。

例)

robots.txt
User-agent: Googlebot
Disallow: /
User-agent: Googlebot-image
Disallow: /

例)

HTML
<meta name="robots" content="noindex">
<meta name="googlebot" content="noindex">

など。

ただし、ファビコンの前、少なくとも数ヶ月以上前に、検索結果にサムネイルが表示されなくなったという前兆があった。

なのでもしかすると、もっとかなり以前からGooglebot-Imageのクロールがされていなかった可能性もある。


ファビコンが検索結果へ表示されなくなったときの対策その1。

画像ファイルと文字コード。サーバーの文字コードを確認。

文字コードの対応で、ファビコンが表示。

サーバーの文字コードが「EUC-JP」の場合、想定外の挙動が起こることがある。

参考:ファビコンが表示されなくなったときの対処例。GoogleでもYahooでも。


ファビコンが検索結果へ表示されなくなったときの対策その2。

画像のサイトマップを作成してGoogleへ送る。

画像のサイトマップはプラグインで作成可能。

画像がすくない場合は手動でも作成できるが、今回は画像が数百枚のため、プラグインの「Simple Image XML Sitemap」を使用。

Simple Image XML Sitemapの活用。

具体的な手順は下記ページへまとめました。

参考:Simple Image XML Sitemapの使い方の例。画像サイトマップをGoogleへ。

ファビコンが検索結果へ表示されなくなった原因を探る猫ちゃん。

以上、参考になれば幸いです。


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井川 宜久 / Norihisa Igawa
デザイナー、ディレクター、講師、コーチ / 井川宜久

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