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60年代のムーブメント。
アメリカとイギリスの若者たちから。
英語で歌うシンガーソングライター。
アメリカとイギリスは「超」有名バンドが多い。
ロック音楽が生まれたのはアメリカの黒人層からだと思うが、それらをテレビで観たりラジオで聴いていただろうイギリスの少年たちは、自分たちでバンドを組み、自分たちで演奏して歌うようになっていた。
さらには、自分たちで作詞作曲までするようになっていった。
画像出典:wikipedia
時代や国や地域、人種を超えている。
Beatles(ビートルズ)
The Beatlesがその代表例で、最初はアメリカ音楽(黒人白人関係なく。)のカヴァーから始まっているが、いつの間にかシンガーソングライターとなっている。
それを見聞きしたThe Rolling StonesのMick Jagger(ミック・ジャガー)とKeith Richards(キース・リチャーズ)は、自分たちで曲を作らなければならないのかと焦ったという逸話もある。
実際に彼らの曲のクレジット表記も、「Lennon-Mccartney」と同じく「Jaggar-Richards」としている。
よくBeatlesとStonesはライバル的な存在として見られるが、StonesはBeatlesから多くを学んだ後輩であり、Beatlesも友好的な関係を築いている。
Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)
いつ頃の音楽が良いというのは人によって好みが変わるが、The Beatles(ビートルズ)を初め、Bob Dylan(ボブ・ディラン)、The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)、The Jimi Hendrix Experience(ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス)たちは、クラシック音楽のBeethoven(ベートーヴェン)、Bach(バッハ)、Mozart(モーツァルト)たちと同じように、時代や国、地域、人種を超え、後世でも聴かれる音楽となっている。
Jimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)
黒人でありネイティブ・アメリカンの血も引くJimi Hendrixは、活動期間がデビューから4年ほどしかなく、27歳で亡くなっているが、ドイツの神聖ローマ帝国(現在のオーストリア)のMozartも35歳で亡くなっている。
音楽が生まれるバックボーンとしては、地理や時代背景、話す言語などが大きく関係している。ジャズやブルース、ゴスペル、ロック、ヒップホップは黒人発の文化だが、古いとか流行りなどに人種は関係していない。
John Lennonはイギリスでイギリス人として生まれ、Bob Dylanもアメリカでユダヤ人として生まれている。
画像出典:wikipedia
バンドに程よい録音技術。
マルチトラック。
駆使された技術。
1960年代の録音技術の発達は、バンド音楽としてはちょうど良い進歩だったのだろう。
音質が良くなり、多重録音での重ね撮りや逆再生が普及したが、数に限りがあり、四人組であることが多いロックバンドではぎりぎりで収まる程度だ。
なのでバンドメンバーやエンジニア、プロデューサーたちはその発展と制限の世界の中で神経や技術を集約して使う。結果、妥協した音にならない。
その音を作り上げる世界が、The Beatlesが籠ったAbbey Road Studios(アビー・ロード・スタジオ)やJimi Hendrixが籠ったElectric Lady Studios(エレクトリック・レディ・スタジオ)であり、それが神話と科学の理想的空間となり、数十年後にラッパーのKanye West(カニエ・ウェスト)がレコーディングするという現象につながったりする。
参考:Wikipedia
参考:Wikipedia(英語)
ドラムマシン。
無機質と有機質。
また、ドラムマシン(リズムマシン)が普及していなく、人間がドラムという楽器でビートを刻んでいる。
正確だがただ単純一定の無機質なリズムではなく、気づかない程度の極小の誤差や強弱がある有機的なリズムの方が人間には好まれるのだろう。
機械での大量生産よりも、人間の手作業でのオーガニックな産物の方が価値があり、単価も上がるのと同じ様に。
バンドとダンス。
音か見た目か。
1950年代時点では録音技術が発展途上で音質に不足があり、1980年代以降では逆に発展した技術(特にドラムマシンやシンセサイザーなど)を使いこなせていないことが多い。
80年代は50年代のテレビのショーのように、ダンサーが増え、楽器の演奏やシンガーソングライターが減っている気がする。Elvis Presley(エルヴィス・プレスリー)のある種の無意識的な発展なのか、Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)とMadonna(マドンナ)の印象が強い。
(※Elvisはギターを弾くこともあり、MichaelやMadonnaは作詞作曲をしてヒットしてい曲も多々ある。それでも曲、音楽としてはBeatlesやStonesの方がずっと多い。)
60年代はフェスなどの野外ライブでの音響が確立されていなかったことも、逆にスタジオ録音による音楽自体のクオリティを高める一因となっているだろう。
映像技術。
50年以上の前の映像がいまだに。
1960年代はちょうどテレビが白黒からカラーへ変わる時期と重なっている。The Beatlesは60年代半ばにはすでに圧倒的な知名度になっていたこともあり、時代の割に質の良いカラー映像が撮影されている。
「Hey Jude」は、YouTubeに2015年にアップされているが、これは50年以上も前の映像だ。今の若者のおじいさんおばあさんの時代であり、かつ7分以上の長い曲でもある。
映画や漫画などから推測すると、1960年当時はカラーテレビやロボットの時代は想定できても、インターネットやスマホの時代はイメージできなかっただろう。
それにも関わらず、再生回数は3億回を超えている。
インターネットの時代の若者たちは国境を超えて彼らや彼女たちの音楽を聴きながら育ち、現代社会の一角を築き上げている。
技術や文化の継承。
ディズニーとおすすめの間にビートルズ。
Amazonのサイトでは、現代の先端技術であるアレクサにお願いする例にもなっている。
流行りとか懐メロとかの枠ではなく、ルネサンスの絵画や日本の浮世絵のような、確立された文化となっている。
出典:Amazon
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