ChatGPTの最新推論モデル「o3-mini」の使い方とヒント。 / いがわ

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チャットGPT o3-miniの使い方とヒント。

ChatGPT o3-miniとは何か? 無料ユーザーでも利用可能。

ChatGPT o3-mini。考えてから回答する推論モデル。

4oと別系統の、o1モデル。

考えてから回答するChatGPTの「o1(オーワン)」シリーズ。

GPT-4oの後継とは別に、補完モデルとしてリリースされている。

最初のo1が登場したのは2024年の12月初旬。「反射的に回答」するGPT-4oとは違い、「考えてから回答」をするAIとして開発されている。

miniはその名の通り、解答速度が速い、軽量版。

考えてから答える、o1-miniの後継モデル。

OpenAIによるo1のテストでは、この「考える時間」により、物理学、生物学、化学の精度が高い。

o1-miniは、数学や科学、コーディングに適しており、o3-miniは、その後継となる。

参照元:OpenAI o3-mini | OpenAI
参照元:OpenAI Platform
後日、通常モデルと推論モデルは、GPT-5から統合される予定とサム・アルトマンCEOから発表あり。)

o3-miniは、制限付きで無料ユーザーへも解放。

追加された、Reason(理由)ボタン。

ChatGPTの無料プランでも、メッセージ入力欄に新しくReason(理由)というボタンが設置されている。

現時点では英語と日本語が混在しているが、じきに日本語対応されると思われる。

チャットGPT o3-miniの使い方の画像。

有料ユーザーは、モデル選択から。

有料ユーザーはモデルが多い

有料ユーザーの場合は無料版よりもモデル数が多いので、ChatGPTのモデル選択から進める。

GPT-5からは、わかりやすく統合される可能性あり。)

o3-miniの無料利用体験と回数制限。

OpenAIのサム・アルトマンCEOによると、o1ほどではなく、無料でも使え、回答が速いミニモデルであるとのこと。

無料プランでは回数制限があるが、AIはコストがかかるもの。

より多く使いたい場合は、月額20ドル〜30ドル(約3,000円〜約4,500円)のChatGPT PlusおよびTeamなどにすると、1日あたり150メッセージに増える。

月額200ドル(約30,000円)のChatGPT Proプランでは無制限となる。

1ドル = 150円の場合。)

ファイルのアップロードへの対応。

2025.02.13 追記)

推論モデルのo1とo3-miniが、ファイルのアップロードにも対応。

アップロードは、「+」ボタンから。

ChatGPTへのアップロードは、「+」ボタンから。(スクショ。)

アップロードの例。

試しに、鉛筆画のJPG画像と、シンプルなHTMLファイルをアップしたところ、どちらも認識できていた。

ChatGPTには利用規約や年齢制限があるので、使用には注意が必要。)

JPG形式。

sample

HTML形式。

sample

対応ファイル形式。
  • 画像: JPEG (.jpg, .jpeg), PNG (.png), GIF (.gif), WebP (.webp)
  • 文書: PDF (.pdf), テキスト (.txt)
  • スプレッドシート: CSV (.csv)
  • コード: 各種プログラムファイル (.py, .js, .html, .css, .java, .cpp など)

対応ファイルはo3-miniの回答から。)

o3-mini-highは有料ユーザーへ提供。

o3-mini-highは無料では手が届かない。

o3-miniには、さらにいくつかのモデルがある。

今回リリースされたのは、o3-mini-highと、o3-miniの2つ。

OpenAIの公式サイトでは、「ChatGPTでは、o3-miniは中程度の推論努力を使用して」という説明や、mediumについてのいくつかのグラフがあるので、o3-miniは「medium」もしくは「medium」と「low」の切り替え版だと思われる。

と、思わせながら、lowかもしれない。

さらに3つに別れる、o3-mini。
  • o3-mini-high
  • o3-mini-medium
  • o3-mini-low

参照元:OpenAI o3-mini | OpenAI

サム・アルトマンさんはX上で、これらのややこしくなっている命名問題を、2025年の主な目標として答えている。

o3-miniと、併用、代替ツール。

AIの知識と人間の知恵。

経済的に難しい場合は、Gemini(ジェミニ)やClaude(クロード)、Perplexity(パープレキシティ)、DeepSeek(ディープシーク)、天秤AIなどと併用するという方法もある。

不条理な格差社会を知恵で補う。

  • Gemini(Googleによる、画像生成やリアルタイム検索が可能なマルチモーダルAI。)(Thinking 〜は、Geminiの推論モデル。)
  • Gemini 2.0 Flash Thinking Expermental(言語生成精度が高いGoogle AI StudioのGemini。)
  • Perplexity(リアルタイム検索が得意なAI。ログインをしなくても使用できる。)(制限回数は少ないが、ログイン後は無料でo3-miniとDeepSeek R1が利用できる。)
  • DeepSeek(中国企業によるアジア初のインパクトを出した高性能AI。)(推論モデルのR1も利用可能。)
  • Claude(Anthropicによる、倫理的で言葉遣いが丁寧なマルチモーダルAI。)
  • 天秤AI(複数のAIを同時に利用可能な、日本のGMOによるAI。)(o3-miniとDeepSeek R1も無料で利用できる。)

MicrosoftのCopilotでは、o1モデルが無料で使えるようになっている。

X(旧Twitter)にも、Grokの無料枠がある。

共通祖先はTransformer(トランスフォーマー)。

パクったパクられたという問題もあるが、それはどのAIも同じようなことが起こっているこのなので、判断が難しい。

ビジネス目的や著作権、機密情報、個人情報などは要注意。)

現在主流となっているAIは、2017年のGoogleの研究者たちによる機械学習モデル「Transformer」がベースとなっている。


OpenAI公式による、o3-miniの使い方のコツ。

GPT-4oとは違い、ステップ・バイ・ステップじゃない方が良い。

段階的ではなく直接的なメッセージで。

o3-miniのような、OpenAIの「o1シリーズ」のモデルは、答える前に考える、推論を実行する、という設計となっている。

つまり「考える」仕組みを前提として、作られているAIだということ。

OpenAIによる、プロンプトのアドバイス。

そのため、「ステップ・バイ・ステップで」や、「段階的に考えて」というようなプロンプトは、ChatGPTへ思考の連鎖を促すことになるため避けてくださいと、OpenAIのプラットフォームに記載されている。

プロンプト(入力するメッセージ)のアドバイスとしては、シンプルかつ直接的なものが推奨されている。

参照元:OpenAI Platform

使い方はシンプル。選択して押すだけ。

入力して、ボタンを押し、クリックもしくはエンターキー。

使い方は簡単で、メッセージ内容を入れ、入力欄にあるReason(理由)ボタンを選択し、右横の矢印ボタンをクリックするか、エンターキーを押す。

例)o3-miniについての質問。

o3-miniについて質問してみたところ、オゾン(O3)と勘違いしていた。

物理学や化学に長けていることが裏目になっているが、これもじきに改善するはず。

  1. ChatGPT o3-miniの使い方の画像。
  2. ChatGPT o3-miniの使い方の画像。

Chain of Thought(思考の連鎖)。

ChatGPTがいったん考えて、回答が返ってくる。

回答までに考えた時間(Thought about 〇〇 for 秒数)も表示される。

検索機能とも連動しているため、自動的にWeb上からも情報を集める。

また、今回の例では、一旦英語で考えて、日本語に翻訳していることがわかる。

後日追記)

現在は日本語、もしくは日本語と英語を切り替えて考えている模様。


ChatGPT最新版のo3-miniでも、間違うことはある。

o3-miniとは何ですか?

回答は必ずしも正しいとは限らない。

ChatGPTのメッセージ入力欄の下部に記載されているように、AIの回答は正しいとは限らない。

これは他のAIでも同様。

ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください。の注釈画像。

o2ではなくo3となった理由。

商標権の問題。

o1からo3という名称になったのは、すでに通信事業者のTelefónica(テレフォニカ)に、O2というブランドがあったからと言われている。

テレフォニカのO2の買収による子会社化、ブランド化。)

iPhoneとアイホンのような。

アメリカのAppleの「iPhone」と、日本の電気機器メーカー、インターホンで知られている「アイホン」のような、商標の関係によるもの。

Appleは日本語での名称を「アイフォーン」としているが、それでも多額の対価を支払っているという報道がされている。


ChatGPTの、利用規約や年齢制限について。

商用利用について。

OpenAIの、Terms of use(利用規約)。

Terms of use(利用規約)の「Using Our Services(当社のサービスの利用)」と「Content(コンテンツ)」で確認できる。

禁止されている行為でなければ、アウトプットに対する権利・権原・利益はユーザーに譲渡される旨の記載がある。

参照元: Terms of use(英語。ブラウザで翻訳可。)
参照元:Usage policies(英語。ブラウザで翻訳可。)

ChatGPTの回答。

ChatGPTに聞いてみると、ブログなどのサムネイルは問題ないと思うが、よくわからない場合は、直接OpenAIに問い合わせることを推奨するとのこと。

作者の名前や作品名、商品名などは、権利の侵害になる恐れがあるので入力しない方が無難。

年齢制限について。

ChatGPTの年齢制限。

OpenAIの利用規約のページによると、使用するためには13歳以上、または住んでいる国で必要とされる最低年齢に達している必要がある。

18歳未満は、親または法定後見人の許可が必要とのこと。

参照元: Terms of use(英語。ブラウザで翻訳可。)

ChatGPT o3-miniを使いたい猫ちゃん。

以上、参考になれば幸いです。


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井川 宜久 / Norihisa Igawa
デザイナー、ディレクター、講師、コーチ / 井川宜久

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